基本情報
- 香水名:ローズ公爵夫人(Duchess Rose)
- ブランド:ペンハリガン
- 種類:オードパルファム
- 調香師:クリストフ・レイノー
- キーノート:マンダリン/ローズ/ムスキーウッド
香りのイメージ:霧深い森林の中で凛と佇むローズ
ローズの香りって、実は昔は苦手でした。私の叔母がよくローズの香りを纏っていたのですが、その彼女のイメージもあいまって、”ローズの香りはマダムの香り“という固定概念がありました。叔母はとっても素敵なキャラクターなのですが、自分はまだそこに追いついていない感覚があって、ローズの香りも自分にはまだ早いかな..なんて思っていたのですね。
でも、この香りに出会って、ローズの香りと言っても色んなローズがあるのね!!!ということを知りました。
このローズ公爵夫人は、トップにマンダリンの瑞々しさが清らかに広がります。その奥から、凛と佇む薔薇の芳醇な香りがやってきます。ウッディノートが心を落ち着けてくれる..すっきりとした瑞々しさとウッディな雰囲気の中に存在感を放つ薔薇。
ハッピーオーラ満開というよりは、静かにしっとりと美しい。そんなイメージです。そこに謙虚さのような奥ゆかしさを感じて、「このローズなら私もたくさん使えそう!」と思えたのです。
ローズ公爵夫人は、ペンハリガンのポートレートコレクションの中のひとつで、その名の通りネルソン公爵と婚姻関係にあります。でも、どこか日常に満足していない部分があって、現実から解放されたい願望を抱いている様子です。
普段は平静を装ってにこやかに過ごしながら、どこか非日常へ連れ出してもらえる機会を、きっとしたたかに狙っているのですよね。
そんな麗しいローズ公爵夫人を勝手に妄想して、勝手に愛おしくなっています…
公式サイトでは以下のように紹介されています。
楽園へと導く悦びのフレグランス
初めて地上を濡らす雨のようにピュアで、冷やしたロゼのようにすっきりとして清々しいきらめきを感じさせます。
バラの無垢で爽やかな香りは格別ですが、私たちを驚かせるのはもっと他のもの―。
それは、夜の闇のなかでフランスの女性が身に纏うものを彷彿とさせる、なまめかしいウッディノート。
純粋さの裏に快楽のにおいを秘めた繊細なフレグランス。
公式サイト
纏うシーン:晴れた日の朝やお仕事の日
瑞々しい雰囲気が、朝の澄んだ空気にとっても合います。深呼吸したくなるようなすっきりしたローズなので、朝にこの香りを纏いながら「今日も良い一日になりますように…!」と祈ると本当にハッピーな一日になる気がします。
また、薔薇の主張が強すぎず、ウッディノートの落ち着きもあるので、私は会社に出社する日もよくつけています。このローズ公爵夫人は、ポートレートコレクションの中では珍しく拡散性もあまり強くない気がします。そこも使いやすいポイントですね。
あとは、寝香水にもおすすめです(朝に合うと言っておきながら夜の話。笑)安眠効果のある香りとしてラベンダーがよく挙げられますが、薔薇も安眠効果があるんだとかなんだとか。
効果はもちろん人それぞれだと思いますが、この静かな薔薇の香りに包まれるとすとんと寝れます。心が自然に静まって、「贅沢で良い香りだなあ〜」と思ったら次の瞬間にはもう眠りについている。そんな感じです。
薔薇の香りそんな好きじゃない…という方も、是非試していただきたい香りです。
最後までお読みいただきありがとうございました💕
ではまた。
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