基本情報
- 香水名:フィロシコス(PHILOSYKOS)
- ブランド:Diptyque
- 種類:オードトワレ
- 調香師:オリヴィア・ジャコベッティ
- 香りのノート
- 材料:イチジクの葉、イチジクの樹液、イチジクの樹木
- 香りのアクシデント:ブラックペッパー
香りのイメージ:瑞々しいフィグの果実と心落ち着く枝葉の香り
本当の無花果(フィグ)にかぶりついたような、果汁のしたたる瑞々しい香りです。
グリーンの青さと、ラクトンノートのバランスが絶妙で、熟れ過ぎていないフレッシュな桃のようにも感じます。
この香りを纏うと、いつも、実家で夕食後にデザートとして母がむいてくれた桃を思い出します。
青々しい枝葉を思わせるグリーン感が素朴な雰囲気を醸し出していて、温室で丁寧に手入れされた果実ではなく、自然の中で生き生きと自由に育った果実を思わせます。
フィロシコスには、オードトワレ(EDT)とオードパルファン(EDP)がありますが、同じ名前でも香りは結構異なるように感じます。
EDPの方が、香り自体も長く続くわけですが、想像以上に濃厚ウッディな香りです。
店員さんが「EDPは夜、EDTは朝〜日中のイメージ」と仰っていたのですが、確かに、EDPは皆が寝静まった夜更けの森の中の無花果、というイメージがあります。
しんと静まり返るひんやりとした森林の印象です。
EDTの方が、果汁が瑞々しくて植物の渋みもあるように感じて、私はEDTの方が好きです。
一時期、私はフィグの香りを探す旅に出ていて笑、色んなフィグ系香水を嗅ぎ比べました。
フィグ系で代表的なものだと、ラルチザンのプルミエフィグエ、アクアディパルマのフィーコ、ジョーマローンのフィグ&ロータスフラワー、などでしょうか。
BDKパルファムのグリシャーネルやディメーターのフィグなどもありますね。
嗅ぎ比べをして、「フィグの解釈、表現の仕方も色々あるなあ」とまた香りの奥深さを感じていました。
フィグの香りって、ココナッツ要素というか、クレヨンのようなクリーミーな油分を感じさせる香りが結構入っていて、そのバランスによって、香りの印象がだいぶ違うように感じました。
その旅の結果、私はフィロシコスのバランスが1番好きだったので、ボトル購入に至ったのでした。
でも、実は、ボトルを購入した当初よりも、今はクリーミーさをより感じるようになってきています笑。
購入した時に感じた香りよりも、まろやかさが増していて、青々しい渋みがなくなってきているような。
同じ人間でも、その時の体調などでも感じ方は変わるでしょうし、1年前と感じ方が違う、なんてことも大いにありますね。
香水自体の方が経年変化している可能性ももちろんありますが。
それも含めて楽しむのが香水の醍醐味よね〜!と、私は思っています。
纏うシーン:冬以外のいつでも
フィロシコスは、本当に使いやすい香りだと思います。特にEDTは香りの持続もそんなに長くないですし、淡くほのかに香るので、人と会う時にも邪魔にならない使い勝手の良さがあります。
気温が低い冬は、枝葉のグリーン感が硬い雰囲気になるので、私は冬はあまり使いません。
かっこいいクールな雰囲気がお好きでしたら、冬にガンガン使うのも良さそうです。
私はフルーティーなジューシー感を出したいので、春〜夏〜秋に使うようにしています。
朝起きてすぐに浴びるのもすっきりして気持ちいいですし、お仕事などで疲れた時に気分転換に纏うのも最高です。
寝香水として使うのも良いですね。
邪念のない無花果のピュアな香りをただ感じていると、あっという間に眠りにつけます。
これだけ使いやすいので、人気があるのも頷けます。
私は甘めでジューシーな香りが好きなので、手持ちのボトルラインナップもついつい甘重な香り達が増えていくのですが、そんな中でフィロシコスは、グリーン感があってすっきりするので、ずっと手元に持っておきたい貴重な存在です。
皆さんにも、ずっと手元に持っておきたい、という香りはありますか?
そしてそれはなぜ手元にもっておきたいですか?
ぜひお気軽にコメントくださいね🥰
最後までお読みいただきありがとうございました💕
ではまた。
シャワーヘッドをミラブルzeroに変えるだけで違いを実感
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